世界大百科事典(旧版)内の短籍の言及
【短冊】より
…和歌,俳句,絵などを書く縦1尺2寸(36.3cm余),幅2寸(6.06cm)の縦長の料紙で,鳥の子紙や画仙紙などを厚紙に貼り合わせたもの。〈たんじゃく〉とも呼び,短籍,短尺,短策,単尺とも書く。色紙とともに日本独自の書画揮毫用料紙の一種として長く用いられてきた。…
【くじ(籤∥鬮)】より
…オセアニアには,ココナッツを角こまとして回し,倒れ方で占う方法がある。占い【阿部 年晴】
[日本]
《日本書紀》に有間皇子が謀反の成否を占うのに短籍(ひねりぶみ)をとったとあり,《続日本紀》は聖武天皇が短籍に仁義礼智信の5字を記し,その字により物を賜ったことがみえ,短籍がくじであったことが知られる。中世に入るとくじの史料は多くなり,さまざまな事の決定に用いられた。…
※「短籍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」