矮小雄(読み)わいしょうゆう

世界大百科事典(旧版)内の矮小雄の言及

【タコ(蛸∥章魚)】より


[生態]
 タコはすべて雌雄異体で,雄は右または種によっては左の第3腕が,精莢(せいきよう)(精子を包むふくろ)を雌の外套腔に挿入する役をする交接腕に変形していて,先端は舌状ないしは葉状になっていて,対の腕より短いのがふつうである。アミダコ科やフネダコ科では雄は雌の1/20くらいの大きさしかない矮小雄(わいしようゆう)であるが,交接腕は長大で,先端がむち状になっており,精莢を渡すための交接に際しては交接腕は切れて雌の体内に残る。アミダコのこれを発見した近世の博物学者キュビエが,これをタコの外套腔内に宿る寄生虫と誤り,Hectocotylus octopodisと命名(1829)したところから,頭足類の交接腕を現代でもヘクトコチルスhectocotylusと呼ぶ。…

※「矮小雄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む