世界大百科事典(旧版)内の石油コンビナート等災害防止法の言及
【コンビナート】より
…また78年6月12日に起こった宮城県沖地震では,3万klタンクなど3基のタンクから計6万8000klの重油などが流出して製油所構内にあふれ,うち2900klが海上へ流れたが,オイルフェンスの展張等,適切な処置によって大事には至らなかった。このような大型の事故,災害,とくに1973年に頻発した石油化学プラント災害および74年の大量の重油流出災害を契機として,75年,石油コンビナート等災害防止法が制定され,消防法および高圧ガス取締法の関係規定も大幅に強化された。同時に,事業所においても従来の保安体制が根本的に改められ,保安に関する考え方が一新された。…
※「石油コンビナート等災害防止法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」