世界大百科事典(旧版)内の石灰プラスターの言及
【漆喰】より
…大別して2種類の素材がある。一つは日本で古代以来用いられてきた石灰プラスターというべきもので,消石灰に苆(すさ)(きざんだ麻糸などの繊維質)と糊(フノリ,ツノマタなどの膠着剤)を加えて水練りした左官材料である。壁,天井に塗られ,瓦や煉瓦の目地などに用いられる。…
【プラスター】より
…硬度および強度が大きいのが特徴である。(2)石灰プラスター 消石灰Ca(OH)2にフノリ,ツノマタなどを添加し,繊維質を混合したもので,しっくい,大津壁などとして古来知られている。(3)ドロマイトプラスター ドロマイトMgCO3・CaCO3を煆焼したもので,水と練ると可塑性が大きくなり,添加剤を加えなくても施工性が良好である。…
※「石灰プラスター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」