破壊消防(読み)ハカイショウボウ

デジタル大辞泉 「破壊消防」の意味・読み・例文・類語

はかい‐しょうぼう〔ハクワイセウバウ〕【破壊消防】

火災現場周辺の建物を破壊し、延焼を防ぐ消火活動。破壊消火

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の破壊消防の言及

【消防】より

…ヨーロッパでは水鉄砲式の消火用具からしだいに手押し式のピストンポンプへと移行し,蒸気機関の発明で1829年には蒸気消防ポンプが開発され,さらに内燃機関が出現して1900年ころからガソリンエンジンを用いた消防自動車が製作され,広く使用されるようになった。日本では長期間にわたって破壊消防(後述)を主としていたが,1754年(宝暦4)ころに竜吐水と称する手押しポンプが長崎に出現し,64年(明和1)に江戸幕府が採用して以来このポンプが急速に普及した。さらに1875年フランスから性能の優れたイギリス製手押しポンプを輸入し,これを模倣して国産化を図ったため,全国的に消防機関で使用されるようになった。…

※「破壊消防」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android