硫酸塩パルプ(読み)リュウサンエンパルプ

化学辞典 第2版 「硫酸塩パルプ」の解説

硫酸塩パルプ
リュウサンエンパルプ
sulfate pulp

[別用語参照]クラフトパルプ

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の硫酸塩パルプの言及

【パルプ】より


[化学パルプ]
 繊維間を結合しているリグニンを薬品で溶解させてパルプとするので,カラマツのように溶解しやすい成分の多い木はパルプの収率が低く,不適当である。(1)クラフトパルプ(硫酸塩パルプ,サルフェートパルプ) 以前は未漂白のまま使う濃茶色のパルプをクラフトパルプ,漂白して使用するようなクラフトパルプを硫酸塩パルプと使い分けていたが,今日ではほとんど区別していない。クラフトパルプは苛性ソーダと硫化ナトリウムを主成分とする薬液をチップに加え,約170℃に加熱してリグニンおよび一部のヘミセルロースを溶出して作る。…

※「硫酸塩パルプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む