確率的放射線障害(読み)かくりつてきほうしゃせんしょうがい

世界大百科事典(旧版)内の確率的放射線障害の言及

【放射線障害】より

…このような白血病やいろいろの癌の発生は,放射線を浴びたすべての人に100%起こるものではなく,浴びた線量に比例して,発生の確率が増加していくものと考えられている。 このようなタイプの晩発性障害について,国際放射線防護委員会(ICRP)は,1977年の勧告で,〈確率的放射線障害stochastic effects〉と呼び,〈確率的障害とは,その障害の重篤度ではなく,その障害の起こる確率が,しきい値のない線量の関数とみなされる障害である〉と定義した。このようなカテゴリーに入るものは,発癌と遺伝的効果である。…

※「確率的放射線障害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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