世界大百科事典(旧版)内の磁選機の言及
【磁力選別】より
…磁力選別は,鉄,マンガン,チタンなどの強磁性体鉱物を含む鉱石に対する選鉱法として重要であるばかりでなく,磁鉄鉱やケイ素鉄(フェロシリコンともいい,ケイ素と鉄の合金)などのいわゆる磁性重液材を使用する石炭や鉱石の重液選別においても,重液材を浄化・回収する手段として欠かせないものであり,さらにまた,窯業原料の脱鉄やスクラップから鉄材をより分けるような目的にも広く使われている。 磁力選別に使われる装置は磁選機と呼ばれ,その種類は使用の目的と方法により,乾式と湿式,弱磁力型と強磁力型などに分類することができる。これらの磁選機が対象とする原料の粒度は数十mmから数μmの範囲に及んでいる。…
※「磁選機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」