磨紫金袈裟(読み)ましこんけさ

世界大百科事典(旧版)内の磨紫金袈裟の言及

【当山派】より

…近世に入ると正大先達は休職するものが続出し,1679年(延宝7)には大和の三輪山平等寺,内山永久寺,菩提山正暦寺宝蔵院,超昇寺,高天寺,霊山寺,松尾寺,吉野山桜本坊,紀州の高野山金剛峯寺行人方,近江の飯道寺岩本院,同梅本院,伊勢の世義寺の12ヵ寺となり,それが幕末まで存続する。 1668年(寛文8),三宝院門跡高賢准后は,みずからの大峰入峰を機に醍醐において山伏に出世諸官位の補任を免許し,山伏極官の先達法印が着用する磨紫金(ましこん)袈裟を許した。また元禄期になると,在地修験を支配するため新たな役職を地方に設けたり,袈裟筋を吟味することもあった。…

※「磨紫金袈裟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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