社会主義へのイタリアの道(読み)しゃかいしゅぎへのいたりあのみち

世界大百科事典(旧版)内の社会主義へのイタリアの道の言及

【構造改革論】より

…構造改革とは,資本主義社会内部に存在する民主主義的な諸制度,とくに議会制度を活用し,政治経済構造の基本的部分を改変していくことであり,またそれによって将来の所有関係,生産関係の全面的変革を準備するということにほかならない。この戦略は,書記長トリアッティによって1956年のイタリア共産党第8回大会で〈社会主義へのイタリアの道〉として採択され具体的な政策として,(1)主要産業,金融の国有化,(2)民主的な経済計画の実施,(3)農地改革の実施,(4)地方自治の拡大・分権化などが提起された。当初フランス共産党などから批判があったが,やがて先進資本主義国の共産主義運動の主たる潮流として定着していった(ユーロコミュニズム)。…

※「社会主義へのイタリアの道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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