社会保障綱領(読み)しゃかいほしょうこうりょう

世界大百科事典(旧版)内の社会保障綱領の言及

【国際社会保障憲章】より

…社会保障の国際基準には1952年にILO(国際労働機関)総会が採択した〈社会保障の最低基準に関する条約(102号条約)〉があるが,世界労連は,その直後〈国際理論のために最低基準を採択する〉よりも〈戦争経済の脅威にさらされている既存の社会保障制度を維持するほうがたいせつ〉と,これを批判し,ILOの同総会が審議を予定していた〈社会保障の高度基準〉案を見送ったことにも不満であった。こうして53年に世界労連がウィーンに招集した国際社会保障会議は〈社会保障綱領〉を採択し,それを基礎に憲章草案が61年初頭に国際労働組合委員会によって起草され,同年末の大会で総仕上げされた。この憲章は,前文,社会保障の原則,社会保障の適用を受ける社会的事故の3部からなる。…

※「社会保障綱領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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