世界大百科事典(旧版)内の社会党正統派議員団の言及
【労働者農民党】より
…この年,日本民主党と社会党の連立内閣である芦田均内閣の国務大臣西尾末広が,社会党書記長のとき土建会社から献金を受けた事件が追及され,黒田寿男ら社会党左派の一部が,野党の西尾国務相不信任案に同調することを主張して党内で対立し,さらに48年度国家予算の国会審議で反対投票したことにより,7月7日に除名などの処分を受けた。黒田や木村禧八郎らは同月12日に社会党正統派議員団を結成,12月2日労農党を創立し,〈社会党の反動性〉を批判,〈民主人民戦線の結成〉〈平和的手段による革命的民主政権の樹立〉をめざし,日本共産党と連携して民主主義擁護同盟の運動などをすすめた。しかし党を主体的に発展させることができず,57年1月16日の第6回大会で解散を決め,結党後8年で社会党に復帰した。…
※「社会党正統派議員団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」