社会的山賊(読み)しゃかいてきさんぞく

世界大百科事典(旧版)内の社会的山賊の言及

【義賊】より

…国家や領主などの権力者からは犯罪人と目され,無法者とされながらも,民衆からは強い支持を受け,富める者から奪っては貧しき者に分かち与え,世の不正を正さんとしてついに命を落とすが,その英雄的行動により民衆の心のうちに伝説的に生き続ける存在,それが義賊である。イギリスの歴史家ホブズボームは,これを単なる追剝と区別して〈社会的山賊social bandit〉と呼んだ。典型的には,中世イングランドの伝説化された存在であるロビン・フッドが挙げられるが,同様の事例は前近代の農村社会には広く見いだすことができる。…

※「社会的山賊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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