社会階級論(読み)しゃかいかいきゅうろん

世界大百科事典(旧版)内の社会階級論の言及

【産業社会】より

…東西冷戦下で,発展途上国を共産主義化させることなく,いかに〈離陸〉させうるかがその研究に込められた鮮明な実践的ねらいであった。代表的な業績にはC.カーらの〈インダストリアリズム〉論,W.W.ロストーの〈経済成長の諸段階〉,ロスとハートマンの労働争議の国際比較研究などがあるが,影響力の大きさという点では,D.ベルの〈イデオロギーの終焉(しゆうえん)〉論,R.ダーレンドルフの社会階級論も見落とせない。その業績のほとんどが1960年に出版されているから,現代の(後期)産業主義を〈1960年パラダイム〉と呼ぶこともできよう。…

※「社会階級論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android