世界大百科事典(旧版)内の社会階級論の言及
【産業社会】より
…東西冷戦下で,発展途上国を共産主義化させることなく,いかに〈離陸〉させうるかがその研究に込められた鮮明な実践的ねらいであった。代表的な業績にはC.カーらの〈インダストリアリズム〉論,W.W.ロストーの〈経済成長の諸段階〉,ロスとハートマンの労働争議の国際比較研究などがあるが,影響力の大きさという点では,D.ベルの〈イデオロギーの終焉(しゆうえん)〉論,R.ダーレンドルフの社会階級論も見落とせない。その業績のほとんどが1960年に出版されているから,現代の(後期)産業主義を〈1960年パラダイム〉と呼ぶこともできよう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」