世界大百科事典(旧版)内の社内標準化の言及
【標準化】より
…つまり,標準器(ある単位で表された量の大きさを具体的に表すもので,実用する計測器の校正の基準として用いるもの),または計測器を,より高位の測定標準によって,次々と校正し,国家標準(国が所有するキログラム原器など)ひいては国際標準につなげる経路を確立することである。
[規格・規定]
規格・規定を基盤とする標準化は,実施の規模・水準によって,(1)国際標準化(世界的な条約・協定に基づいて加盟各国が協力して行う標準化),(2)国家的標準化(一つの国の中の,生産者,需要者,販売者,学識経験者,行政官など関係者が協力して行う標準化),(3)団体内標準化(一つの国の中の学会,協会,業界団体などで,それらの団体の会員が協力して行う標準化),および(4)社内標準化(一つの企業の内部で行う標準化)に区分できる。これらの標準化は,本来それぞれ自主的に行われるものであるが,品物やサービスについて経済的な効果をあげることを,第1に期待している点では,いずれも一致しているので,この観点からすれば,相互に密接な関係を保ち,国際標準化を頂部とし,国家的標準化・団体内標準化を狭み,社内標準化を基部とするピラミッド的な体系を形づくるように,総合的に運営されることが望ましい。…
※「社内標準化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」