神八郡(読み)しんはちぐん

世界大百科事典(旧版)内の神八郡の言及

【伊勢国】より

… 平安時代に入ると,神宮領の拡大が顕著で,897年(寛平9)飯野郡が神郡となり,神三郡が成立,これを道後(みちのしり)とも称した。940年(天慶3)員弁郡,962年(応和2)三重郡,973年(天延1)安濃郡,1017年(寛仁1)朝明郡,1185年(文治1)飯高郡と道前(みちのさき)の5郡が増加して神八郡となった。【水野 柳太郎】
【中世】
 平安後期に荘園が急増する社会的傾向の中で,伊勢神宮領は神郡に加え御厨(みくりや),御薗(みその)が全国的規模で拡大し,神宮の権威を頼って所領を寄進する貴族・在地領主も数多く,13世紀初頭には神宮領は全国で1380余ヵ所にのぼった。…

※「神八郡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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