神婚(読み)しんこん

世界大百科事典(旧版)内の神婚の言及

【聖婚】より

…〈聖なる結婚〉の意で,男神と女神の結婚,あるいは神と人間との結婚のこと。ギリシア語のヒエロス・ガモスhieros gamos,それに由来する英語ヒエロガミーhierogamyなどの訳語であり,〈神婚〉ともいう。神話や伝説に多数語られており,儀礼を伴っていることも少なくない。…

【女神】より

…女性を鋤(す)きかえされた畑のうねにたとえ,男性性器を鋤(すき)にみたてて,耕作労働と生殖行為を同一視する観念は,農耕社会にきわめて普遍的な観念だったのである。そこには,鋤きかえされた畑のうねで神の聖なる結婚が演じられるとき,初めて大地の豊饒が約束されるという,太古の聖婚(神婚)の記憶の痕跡がみとめられる。まさしく,古代社会において,処女が果たした神の〈聖なる花嫁〉の原型を伝えるものというべきであろう。…

※「神婚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む