世界大百科事典(旧版)内の《神殿文書》の言及
【死海写本】より
…《銅の巻物》(3Q15)は神殿の宝物の表とその隠し場所を記した銅板の巻物。1977年に初めて全巻が公刊された《神殿文書》(11QTemple)は,エルサレム神殿や潔めに関する規律を述べ,理想的神殿の計画を記す,死海写本中最も長大な巻物である。以上は死海写本によって初めて世に知られた文書であるが,安息日戒律を説き〈義の教師〉に言及する《ダマスコ文書》(CD,4QD)は20世紀初頭すでにカイロで発見されている。…
※「《神殿文書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」