世界大百科事典(旧版)内の《神相篇》の言及
【人相学】より
… その後隋,唐,五代十国の時代になっても相術は衰えることなく,呂洞賓(りよとうひん),一行(いちぎよう)禅師,麻の衣に身を包むを常とした麻衣(まい)仙人,後周の世宗の師であった王朴などが出た。さらに麻衣仙人の弟子で宋の太宗から希夷と賜号された陳摶(ちんたん)は長く秘伝とされていた相法を公表し,他の仙家や仏家もこれに倣ったので,宋代にはこれらをまとめた《神相篇》が出た。この書によって相術を究める者は後を絶たず,その中には,元の世祖(フビライ・ハーン)が日本を襲った際に師としてこれをいさめたと伝えられる碧眼道者らがいる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」