世界大百科事典(旧版)内の神聖部隊の言及
【男色】より
…実際,スパルタやテーバイの軍隊はそのように編成され,エロスの神に犠牲を捧げてから戦地に赴いた。無敵を誇ったテーバイの〈神聖部隊〉がカイロネイアの戦闘(前338)で全滅したとき,対をなして横たわる300人の死体にフィリッポス2世をはじめ敵も感泣したという。 《饗宴》《ファイドロス》その他で美少年への恋を賛美したプラトンだけでなく,アイスキュロス,ソフォクレス,エウリピデスの三大悲劇詩人も,アルカイオス,アナクレオン,アガトン,ピンダロス,テオグニスなどの詩人たちも少年愛をたたえた。…
※「神聖部隊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」