福島邦彦(読み)ふくしまくにひこ

世界大百科事典(旧版)内の福島邦彦の言及

【神経系】より

…これについては,マースバーグC.von der Malsburgはじめ,いくつかのモデルが報告されているが,基本的な考えは,一つの細胞についているシナプスの結合係数の総和を一定に制限し,一つの方向の線分に敏感になった神経細胞は,他の方向の線分には反応しにくくしようというものである。また,福島邦彦は,多層の神経回路を用意し,ある領域ごとに最も強く活動している細胞への結合だけが強化されるという条件で,各層間の結合を自己組織化させた。その結果,このモデルに視覚神経系のパターン認識の機能をもたせることに成功している。…

※「福島邦彦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」