《福田方》(読み)ふくでんほう

世界大百科事典(旧版)内の《福田方》の言及

【医者】より

…(2)実証医学の展開期 南北朝期以降になると,争乱を反映して,僧医や武士たちが実用本位の医療を行うようになった。僧医の壺隠庵有隣は疾病ごとにその原因,症候,診断,類症鑑別,予後を記した《福田方》を著し,生西は民間療法を結集した《五体身分集》を著してその普及をはかっている。治療に必要な技術だけを重視したもので,戦国期の金創医に大きな影響を与えた。…

※「《福田方》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」