世界大百科事典(旧版)内の《禹貢錐指》の言及
【胡渭】より
…字は朏明(ひめい),浙江省徳清県の人。地理学と易学とに詳しく,前者では,徐乾学(1631‐94)を総裁とする《大清一統志》の編纂に参加し,さらに彼自身も最古の地理書である《尚書》禹貢篇を研究し,漢代以来の水流の変遷を明らかにした《禹貢錐指(すいし)》20巻を著した。後者では,《易図明弁》10巻で,朱子学者が尊んだ〈河図洛書〉〈太極図〉は後世の道士の手に成るもので信用できないことを説き,以後これが定説となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」