知恵蔵 「科学五輪」の解説 科学五輪 国際交流と切磋琢磨を通して理数系の才能ある若者を育てるイベント。1959年にルーマニアで開かれた数学五輪が始まり。当初は東欧中心だったが、西側にも広がり、分野も物理、化学、生物学、情報学、天文学が加わった。それぞれの分野ごとに、参加国が持ち回りで大会を運営する。中等教育段階の生徒(日本は主に高校生)が出場者で、成績上位から一定の割合で金、銀、銅の各メダルが授与される。日本は数学五輪に90年から参加、化学五輪には2002年から参加している。情報五輪は96〜98年に参加したあと、中断していたが、政府が科学五輪参加を支援するようになって復活。07年は数学、化学、生物学、物理学、情報学の5つの五輪に計23人の高校生選手団を送り込んだ。 (高橋真理子 朝日新聞記者 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by