秘色青磁(読み)ひそくせいじ

世界大百科事典(旧版)内の秘色青磁の言及

【青磁】より

…五代には呉越王国の保護の下,精良な青磁を生産し,朝貢品として献じた。いわゆる〈秘色青磁〉と呼ばれるものである。陸羽の《茶経》には北の邢窯の白磁に対して,華南越州の青磁を最上の茶碗とたたえている。…

【陶磁器】より

…唐三彩は8世紀の初めに集中的につくられ,中唐以降は姿を消すといわれるが,晩唐,宋代に三彩として継承されていく。
[宋,元]
 晩唐,五代には越州窯で〈秘色青磁〉といわれる良質の青磁をつくり上げ,五代十国の一つ呉越の銭氏王室に〈貢瓷〉として銭氏の保護の下に官窯的色彩をもった窯となった。またこのころ越州窯青磁は重要な輸出陶磁として日本や朝鮮,東南アジア,西アジアに広く輸出された。…

※「秘色青磁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む