秩父屋台囃子(読み)ちちぶやたいばやし

世界大百科事典(旧版)内の秩父屋台囃子の言及

【秩父夜祭】より

…前日に鎌倉時代からの伝承という神馬(しんめ)の奉納があり,古くはその馬の毛色により豊凶を占ったという。祭礼の中心は各町が出す2台の山車と4台の屋台の引回しで,とくに3日夜お花畑と呼ぶ御旅所に全部の山車・屋台が参集するおりのにぎわいや,冬の夜空の花火が知られ,御旅所への坂を登るときの勇壮な秩父屋台囃子が有名。土地の人は神輿(みこし)渡御について,秩父神社妙見の女神と,秩父の名山武甲山の男神が,その夜年一度の出会いをすると伝える。…

【祭囃子】より

…楽器は三味線・太鼓・笛・鉦を使用する。秩父夜祭として有名な埼玉県秩父市秩父神社祭礼(12月3日)で6台の屋台で奏される秩父屋台囃子は,締太鼓4~5,大太鼓1に笛と鉦が加わる。屋台の円滑な運行をはかる囃子といわれ,締太鼓は〈さざ浪囃子〉と呼ばれる韻律的リズムを繰り返し,屋台の方向転換には〈玉入れ〉の囃子が奏され,聞きどころとされる。…

※「秩父屋台囃子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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