秩父累帯南帯(読み)ちちぶるいたいなんたい

世界大百科事典(旧版)内の秩父累帯南帯の言及

【秩父地向斜】より

…本州地向斜(牛来正夫,1955)は同義であるが,局地名をさける趣旨で包括名として提唱された。秩父地向斜の構成のうち西南日本外帯の秩父累帯南帯(三宝山帯)には中生界が含まれることが1930年代から知られていたが,主部は産出化石にもとづき中・上部古生界とされていた。秩父地向斜中には,大別して(1)南部北上山地型の層相(チャートを欠く),(2)秋吉石灰岩などの石灰岩台地相(陸源砕屑(さいせつ)物質に乏しく,緑色岩を下底に伴う),(3)チャート,緑色岩,石灰岩,砕屑岩の複合相があり,このうち,(3)が最も広く分布する。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」