世界大百科事典(旧版)内の税務管理局の言及
【大蔵省】より
…その後11局は統合がすすみ,98年には主計局,主税局,理財局の3局となり現在の大蔵省の原型が整ったが,こののちも時代の趨勢とともにいくつかの機構が新設された。日清戦争後,政府は軍備拡充を急務とし,増税を実施したが,それにあたり地方に委任されていた国税徴収事務を大蔵省で一元的に統轄するために,96年各地に税務管理局,税務署を設置した。また財源増のため葉たばこ(1898),樟脳(1903),たばこ(1904),塩(1905)をそれぞれ専売事業とし,1907年9月には各専売機関を統一して専売局を新設した。…
【税務署】より
…税務署は1896年に税務監理局官制によって大蔵省直轄の徴税機関としてはじめて設置された。当時において国税局に相当するものは,税務管理局と呼ばれ,その後税務監督局,財務局と名称が変わり,1949年に国税庁の設置により国税局となり現在に至っている。税務署は税務署長を長として直接賦課徴収を行っている。…
※「税務管理局」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」