稗底(読み)ひえぞこ

世界大百科事典(旧版)内の稗底の言及

【高山集落】より


[高山集落の高距限界]
 日本の高山集落の高距限界は時代と共に移動している。17世紀八ヶ岳の西麓に開拓された広原の稗底(ひえぞこ)は1200mの高地で,高山集落の上限であったが冬季酷寒のため放棄された。赤石山地の大鹿村北川は養蚕業の最盛期には集落の上限は1490mに達し,当時は日本最高であったが,1930年代からその上限は下降し,61年の集中豪雨による土石流で壊滅した。…

※「稗底」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android