世界大百科事典(旧版)内の種もらい祭の言及
【雑魚寝】より
…宇治市の県(あがた)神社の県祭は6月5日(かつては5月5日)から6日の未明にかけて行われるが,梵天に神移しの儀が執り行われた後はいっさいの灯火が禁じられる。沿道の家々では男女が雑魚寝してお渡りを待ち,性的な行いも伴うので,種もらい祭ともいわれた。静岡県伊東市の音無神社の尻摘(しりつみ)祭として知られる11月10日の例祭は,暗やみのなかで祭典が行われ,神酒の杯を回すときに尻をつねって合図するのでこの名がある。…
※「種もらい祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」