種内子殺し(読み)しゅないこごろし

世界大百科事典(旧版)内の種内子殺しの言及

【嬰児殺し】より

捨子(すてご)溺女人柱間引き【横山 広子】
[動物の子殺し]
 動物界,少なくとも哺乳類では同種内の個体間で殺し合うことはその種にとって不利益であり,そのような行動様式が進化の中で残ってきたはずがないというのが,動物行動学の常識であった。特殊な一事例でなく地域の個体群全体に広く種内子殺しの存在することが正確に観察・記録されたのは,1962年インド亜大陸に生息する野生のハヌマンラングールというサルの1種においてであった。この報告はしばらくの間特殊環境における異常行動の例として軽視されてきたが,70年代に入って他地域のハヌマンラングールでも追認され,さらに東アフリカのライオンでも確認されるに及んで,生物進化における意義も問われるようになった。…

※「種内子殺し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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