世界大百科事典(旧版)内の種子交換会の言及
【老農】より
…明治維新後は,作付品種や土地の売買,営業や交通が自由となり,農産物の市場も広がりはじめ,農民の営農意欲がもりあがってきた。1874年(明治7)前後からは先覚的な篤農が中心になって各地で種子交換会や農談会が開かれ,在来農法の改良と新しい技術の普及が広く行われた。他方,はじめは欧米農法の移植をはかった明治政府も,それが日本農業の実際から離れていることを反省して,1870年代後半からは各地の老農の活用をはかった。…
※「種子交換会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」