世界大百科事典(旧版)内の積木式構成法の言及
【トランスファーマシン】より
…その背景は,諸技術の進歩により製品の改良を頻繁に要求される産業では,新しい製品に合うようにその生産設備を短い時間で安く更新する必要があるが,従来の工作機械はこの要求に対処できなかったことにある。トランスファーマシンの中心であるステーションは,標準化された特定の機能および構造形態をもつブロック(ユニットという)より構成されており(これを積木式構成法,またはモジュラー構成法という),ユニットの組合せを変えることにより新しく要求された加工の機能をもったものに転換できる。この積木式構成法の思想は,工作機械に多様な加工機能をもたせるのに適しており,1930年代にドイツで提案され,現在でも広く用いられているが,トランスファーマシンはこの思想をもっとも効果的に利用した代表的な例といえる。…
※「積木式構成法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」