世界大百科事典(旧版)内の積極的差別是正策の言及
【アファーマティブ・アクション】より
…そこで考えられたのが,少数民族(黒人,ヒスパニック,先住民,アジア系,太平洋諸島出身者)と女性をめぐる差別を積極的に是正し,結果的に平等を実現しようという政策,つまりアファーマティブ・アクションである。辞書的には〈肯定的行動〉の意だが,背景を考慮すると,積極的差別是正策,もっと現状を表すなら〈雇用・入学をめぐる女性および少数民族優遇措置〉といってよい。 ジョンソン大統領の1965年大統領行政命令で,政府との事業契約を結ぶ企業や団体は人種,宗教,出身国,皮膚の色による差別が禁止され,被雇用者がそうした差別を受けないようアファーマティブ・アクションをとるよう求められた。…
※「積極的差別是正策」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」