世界大百科事典(旧版)内の穴師川の言及
【巻向山】より
…付近には山辺(やまのべ)の道が通り,巻向山に発し南西流して初瀬(はせ)川に注ぐ巻向川とともに古来,歌に詠まれている。なお歌では巻向山は〈まきもくやま〉,巻向川は穴師川(痛足(あなし)川)と詠まれることが多い。〈痛足川川波立ちぬ巻目(まきもく)の由槻が嶽に雲居立てるらし〉(《万葉集》巻七),〈まきもくのあなしの山の山人と人も見るがに山かづらせよ〉(《古今集》巻二十)など。…
※「穴師川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」