世界大百科事典(旧版)内の穿顱術の言及
【脳外科】より
…正式には脳神経外科という。脳に対する手術はたいへん古くから行われていたと考えられ,石器時代の遺跡から頭骨に穴を開けて脳を露出する穿顱(せんろ)術が行われたとみられる人骨が見つかっているし,インカの遺跡からも同様の頭骨や穴を開ける道具が発掘されている。しかし,近代科学としての脳神経外科学が発展したのは,無菌法や麻酔法の確立によって外科学が急速に進歩した,19世紀後半以後のことである。…
※「穿顱術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」