窯元六姓(読み)かまもとろくせい

世界大百科事典(旧版)内の窯元六姓の言及

【備前焼】より

…当初,地方窯であった備前窯は南北朝時代から西日本の須恵器窯に代わって生産を拡大し,畿内以西をその商圏に収めた。16世紀代には南大窯,西大窯,北大窯の3ヵ所に窯を統合させて生産の集約化をはかっており,江戸時代にかけて金重,木村,寺見,頓宮,大饗,森の窯元六姓によって窯株が独占された。瀬戸,美濃を除く他の中世窯では,信楽(しがらき)とともにもっとも早く侘茶(わびちや)の茶陶を焼いたことが16世紀代の茶会記などによって知られ,現存品では紹鷗所持の水指(みずさし)〈せいかい〉(徳川美術館),利休所持の水指〈破桶〉(前田家伝来)などが有名である。…

※「窯元六姓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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