立体主義(読み)りったいしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の立体主義の言及

【キュビスム】より

…キュビスムの方法のうち,日本の画家たちが消化し得たのは〈セザンヌ的〉段階の形態と量感の簡略化であり,それ以外のものは皮相な装飾的効果として取り入れられたにすぎず,結局〈概念のレアリスム〉というキュビスムの根本理念は十分に理解されることはなかった。また早くからキュビスムに与えられた〈立体主義〉〈立体派〉という訳語は,本来絵画の平面性を主張したこの様式が,日本では逆に立体性の強い方法と受け取られたいきさつを物語っている。キュビスムや未来派の受容は,それまで日本の画家たちが追従してきたアカデミズムや写実的傾向に対する反動としての反自然主義的傾向の一端にすぎず,同じ時期にフォービスムや表現主義,あるいは点描主義,エコール・ド・パリの諸傾向が並行して行われていた。…

※「立体主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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