世界大百科事典(旧版)内の立木観音の言及
【会津坂下[町]】より
…山間部では葉タバコ,ホップを特産する。塔寺の恵隆寺観音堂の千手観音像は立木観音と呼ばれ参詣人が多く,上宇内薬師堂の木造薬師如来座像などとともに重要文化財となっている。毎年1月14日に行われる坂下の初市俵引は350年の歴史をもつ奇祭として知られる。…
【塔寺】より
…福島県河沼郡会津坂下(あいづばんげ)町の大字。立木観音(千手観音,重要文化財)を本尊とし建久年間(1190‐99)創建と伝える立木観音堂(恵隆寺(えりゆうじ)観音堂,重要文化財)と,塔寺八幡宮長帳(重要文化財)を蔵する塔寺八幡宮(心清水(こころしみず)八幡神社)がある。八幡宮長帳に門前における参詣人殺害事件の記事があり,また〈塔寺町〉〈町寺中〉とみえ,さらに1590年(天正18)伊達政宗が塔寺の神人(じにん)を従来どおり26人と定めているのによれば,八幡宮,観音堂門前の繁盛がうかがわれる。…
※「立木観音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」