竜灯伝説(読み)りゅうとうでんせつ

世界大百科事典(旧版)内の竜灯伝説の言及

【焼火山】より

…とくに夜間の航行は困難をきわめ,焼火山信仰に代表されるような海の民と結びついた山岳信仰に,火にまつわる伝承が少なくないのもそのためである。焼火山の場合も,沖を通る船が難破しそうになると海中より霊火が昇り,船がその霊火に向けて進むと無事港に入ることができるとか,12月31日の夜,霊火が海中より社殿の前の石灯の中に入り燃えているという竜灯伝説などはその例である。さらに夕方,太陽の沈むときにカシキ(船の炊事役)が火をともして海中に投げ入れ,それを焼火権現にささげるという日本海沿岸の各地に伝えられている習俗は,船乗りがいかに焼火山を信仰してきたかを端的に示している。…

※「竜灯伝説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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