世界大百科事典(旧版)内の竹ぎせるの言及
【きせる(煙管)】より
…きせるの祖型は中国にあり,その起源をアヘン用吸管に発するという説が通行しているが,確定はできない。
[日本]
初めは一般に竹,アシの先端を節(ふし)先1.5cmほど残して切り,その節に小孔をあけて火皿とした,まっすぐなきせるが使われたらしいが,天正(1573‐92)ころから寛文(1661‐73)までの約70~80年間に一般用のきせるとして,今日アッサムのルシャイ地方に見られるような小型の竹杓子(しやくし)に似た竹ぎせるが現れた。竹製ではあるが,別に雁首をそなえたきせるの形態をもつようになった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」