世界大百科事典(旧版)内の竹刻の言及
【竹細工】より
… 明から清代にかけて,中国では文人趣味の文房具類が多く作られた。なかでも筆管,筆筒,腕枕(わんちん),聯(れん)などで,山水や花鳥,詩文などを刻した竹刻が盛行し,朝鮮の李朝,日本では江戸時代後期の文人の間でもてはやされ,これらも竹細工の発達を促した。明治・大正期には江戸時代の伝統を受けつぎ,茶道具などに精巧な作品が作られたが,昭和になって伝統的な技法の中に現代的な感覚と意匠を盛り込む努力がはらわれるようになった。…
※「竹刻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」