世界大百科事典(旧版)内の笠・抜戸連峰の言及
【飛驒山脈】より
…この合流地点の北側には,太郎兵衛平,雲ノ平といった,山脈中では数少ない隆起準平原遺物とみられる山頂平たん面がある。一方,南部は槍・穂高連峰と並行する形で,東に唐沢山(2632m),燕(つばくろ)岳(2763m),大天井(おてんしよう)岳(2922m),常念岳(2857m),蝶ヶ岳(2664m)と続く常念山脈,西に抜戸(ぬけど)岳(2813m)や笠ヶ岳(2898m)などからなる笠・抜戸連峰が走る。そしてこれらの山地を刻んで,北流する黒部川,山脈西側の片貝川,早月(はやつき)川,常願寺川,金木戸川,蒲田(がまだ)川,東側では犀(さい)川の上流部に当たる鹿島川,籠(かご)川,高瀬川,中房川,烏川,梓川といった諸河川が流れ出している。…
※「笠・抜戸連峰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」