世界大百科事典(旧版)内の第三眼の言及
【顱頂眼】より
…副上生体の別名で,頭頂眼,中央眼,第3眼とも呼ばれる。多くの脊椎動物では退化してなくなっているが,ヤツメウナギ類,カエル類の一部,ムカシトカゲ類,多くのトカゲ類では残っている。間脳の天井から上にのびた神経の先端に顱頂眼があり,その上の頭頂骨には頭頂孔(顱頂孔ともいう)が開いている。この上の皮膚やうろこには色素が少ないので,頭頂孔は白い点状にみえる。とくに昼行性のトカゲ類とムカシトカゲ類ではよく発達していて,虹彩の筋肉と顱頂眼を動かす筋肉を欠く以外は目とほぼ同様の構造を備えている。…
※「第三眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」