世界大百科事典(旧版)内の第三積分の言及
【非線形力学】より
…自由度が2以上のハミルトン力学系ではいつでもそのように解けるとは限らない。例えば三次元空間内で回転対称性をもつ物体の運動(自由度3)では,エネルギー積分と角運動量積分という二つの運動の定数(積分)があり,もう一つそのような定数が見つかれば求積法により解かれるので,多くの例でこの積分,すなわち第三積分が探し求められた。ケプラー運動のように球対称のポテンシャル運動はその典型である。…
※「第三積分」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」