最新 地学事典 「第三紀層地すべり」の解説
だいさんきそうじすべり
第三紀層地すべり
Tertiary strata landslide
地質的条件による地すべり分類の一つ。“第三紀層”(特に中新統の泥岩・凝灰岩)の分布地域で発生する地すべり。生成年代が比較的新しく固結が不十分で含水率が高いため,地下深部に及ぶ風化により粘土化した部分をすべり面として発生。主に北陸,東北,山陰,北九州の日本海側のグリーンタフ地域の丘陵・山地に分布。第三紀は年代区分で使わないが,「第三紀層地すべり」は慣用句。参考文献:小出博(1955) 日本の地辷り,東洋経済新報社
執筆者:大野 勝次・中里 裕臣
参照項目:地すべりの分類
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

