世界大百科事典(旧版)内の第二六甲トンネルの言及
【トンネル】より
…土や岩を掘って地表下につくられた空間で,通常はほぼ水平な細長い通路状のものをいう。上方に地山(じやま)(在来地盤)を残して地中を掘り進んでつくられるものがふつうであるが,地表から溝状に掘ってその中にトンネル構造物をつくり,再び埋め戻してつくる,いわゆる開削工法によるものもトンネルに含まれる。この工法は都市内の街路下に,比較的浅い地下鉄道をつくるときなどに用いられる。今日ではトンネルの用途や様相も多様化しており,地下発電所用の大空洞,地下の自動車駐車場や各種の倉庫,地下貯油施設,あるいは地下街など,土や岩の崩落を防ぎながら地中を掘って空間をつくり,永久的に地山を支持する構造物を建設するという,トンネル技術を応用してつくられるものも,広義にトンネルの部類に入れて考えられるようになった。…
※「第二六甲トンネル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」