世界大百科事典(旧版)内の第四身分の言及
【第三身分】より
…その理由は,国民の存続・繁栄に必要な,農耕・工業・商業・自由業などの〈個人的労働〉のすべてを,また剣・法服・教会・政治(行政)からなる〈公職〉の20のうち19までを第三身分が担っているのに対し,特権身分はどの分野でも名利を追求するだけの寄生的で無用な者たちで,国家の実質的担い手は第三身分だから,というのである。この第三身分優位論は革命期には都市・農村の民衆も包摂して革命を支える支配的イデオロギーとなったが,やがて第三身分の上層は民衆から自分たちを区別し始め,民衆に対して第四身分という言葉が用いられた。フランス革命【高橋 清徳】。…
※「第四身分」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」