世界大百科事典(旧版)内の第1次能動輸送の言及
【能動輸送】より
…生物は化学的あるいは電気化学的こう配に逆らって物質を輸送する機構を有しており,この代謝的エネルギーに依存した輸送過程を,能動輸送と呼ぶ。細胞膜や細胞内小器官膜はそれぞれの生理機能に対応する内部のイオン環境を維持している。これらのイオン不均一分布には能動輸送過程が関与している。細胞内の主要な1価カチオン(陽イオン)はカリウムイオンK+,内部環境はナトリウムイオンNa+であり,およそその濃度比は15:1になっている。…
※「第1次能動輸送」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」