世界大百科事典(旧版)内の第1次輸出船ブームの言及
【造船業】より
… 1955‐60年は,日本の造船業が近代化努力を進めた時期である。とくに1956年は,エジプトのナセル大統領によるスエズ運河の国有化宣言,および朝鮮戦争に伴う伝統造船国の受注能力の限界もあって,日本の輸出船の受注が国内船を上回り,第1次輸出船ブームと呼ばれる活況を呈した。その結果,同年の日本の造船高はイギリスを抜き,以降日本は世界一の造船国にのし上がった。…
※「第1次輸出船ブーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」